東京出張の際、学習デスクでおなじみのコクヨ本社を訪問してきました。
写真撮影はNGでしたが、11階から4階まで実際に社員の方々が働いている姿を見学できる「ライブオフィスツアー」にアテンドしていただき、広報担当の方から丁寧な解説もいただきました。

部署ごとにフロアを区切るのではなく、目的別にフロアが設計されているのが印象的で、オフィスのこだわりや「働く人の視点に立った会社づくり」が随所に感じられ、とても刺激になりました。フリーアドレスやそれに伴うOAフロアは1990年代から導入されていたそうで、オフィスづくりの歴史も数多く学ぶことができました。

また、「緑視率」という考え方も紹介していただきました。視界に20％程度グリーンがあると、働く人がリラックスして仕事ができるそうです。さらに、社員同士がコミュニケーションを取りやすくする仕掛けも至るところに散りばめられていました。

1階にはカフェや文房具ショップがあり、一般の方でも気軽に立ち寄れる空間となっていました。自社ビルを「減築」して外のスペースを拡大し、地域の人が休憩できる場所を提供するなど、わくわくするような空間演出も印象的でした。

社内では約1,500人が働いており、そのうち200名以上が空間やプロダクトを開発するデザイナーだそうです。かつての「文房具の会社」というイメージを大きく超えて、事業ドメインを時代とともに変化させる姿に、永続企業の在り方を実感しました。

一番最後写真は昔懐かしの学校の机のフレームを活用したイスだそうです。欲しい！